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活動成果
阪大 ― KAIST交流
参加報告書
大阪大学大学院 工学研究科 生命先端工学専攻 物質生命工学講座
極限生命工学領域 金谷研究室 博士前期課程二年次
竹内 勇希

 標記シンポジウムは、我々大阪大学大学院の学生が、韓国・KAISTへと招待される形であった。2月15日の早朝、関西国際空港へ集合した我々は、飛行機が飛び立ってわずか90分後、韓国・仁川空港へと降り立った。すぐにKAISTの学生から歓迎を受けた我々は、高速バスでKAISTのある大田(デジュン)近郊へと向かった。宿泊施設で少しの休息を取った後、ホスト側の学生に連れられて韓国焼肉へ。その場で簡単な自己紹介を行い、美味しい夕食も手伝ってか、少しずつ打ち解けたように思える。意外なことに、韓国の学生は日本の文化に精通しており、アニメ・漫画などは私達より随分詳しかった。

 2日目は主にショートオーラル・ポスターセッションを行った。それまで、日本の学生と同じように談笑していたKAISTの学生が、プレゼンテーションになると一転、流暢な英語と理路整然とした発表を行い、彼らのレベルの高さを目の当たりにした。KAIST内を案内して頂いた際には、その広大な敷地と恵まれた施設(大学内に全員が入居できる寮があること等)に感嘆の声があちこちから上がっていた。ポスターセッションを終えた後、彼らの案内で韓国風しゃぶしゃぶを食し、学生同士で幾分かのお酒を飲んでコミュニケーション。またカラオケでお互いの文化交流を行うことも忘れなかった。

 3日目は、KAISTの学生と共に鉄道でソウルへ向かい、幾つかのグループに分かれて明洞(ミョンドン)周辺でお土産を買いそろえた後、帰路へと着いた。

 全体を通して、KAIST側の学生にはこれ以上無い応対をして頂き、学力面だけでなく、精神面でも非常に成熟しているとの印象を受けた。「彼らが二年後大阪にやってくる際には、是非今回の恩返しをしよう」という趣旨の発言が帰路に着く途中で聞かれたのも当然であった。

 今回のシンポジウムを通して、多くの貴重な経験を積むことができた。その機会を与えて下さった先生方やスタッフ、また旅費を支給して頂いた大学院GP「国際連携大学院FDネットワークプログラム」に心より感謝致します。

 

KAISTの学生と談笑(左端が筆者)