横山研究室top -> 研究室の装置紹介 -> 卓上ボールミル装置

 ペイントシェーカーと同じく、顔料(有機半導体)の微結晶を細かく粉砕するために用いる装置です。サンプル管の中の溶媒に顔料粉末をビーズとともに投入し、数日間休まず回転させることによって、顔料を溶媒中に分散させます。時間はかかりますが、ペイントシェーカーよりさらに均一な分散液が調整可能です。この分散液からスピンコーターを用いることによって、基板上に顔料(有機半導体)薄膜を形成します。
運転図
写真でもおわかりいただけるかと思いますが、黒いバーの部分が回転することで、上に載せた缶(ここではテニスボールが入っていた缶)が回転します。缶の中に実際に顔料溶液を入れておけば、ゴロゴロ回転して、顔料を粉砕できるわけです。