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 測定試料 (有機物) の成分 (官能基) 分析を行なう装置です。約10,000 cm-1〜100 cm-1の範囲の赤外放射は有機分子によって吸収され、分子振動のエネルギーに変換されます。とくに4000 cm-1〜400 cm-1間に生じるこれらの振動吸収帯に関心がもたれています。分子中のある原子団(基)は、分子のほかの部分の構造に無関係に、同一の振動数、または、それに近い振動数で吸収帯を生じることから、物質の構造に関する情報が得られます。
 
ポリシランの紫外光分解による構造変化
紫外光照射により、ポリシランのSi連鎖(…-Si-Si-Si-Si-…)が切断され、空気中の水や酸素と反応し、照射前には見られなかった、Si-OHやSi-O-Siが生成したことがわかります。




      
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