2001.11.17 Sat
インド出発の日。用事は極めてオフィシャルな「学会出席」である。今回はツアー参加だが、添乗員はインドにいる。一人でインドにたどり着かなければ、添乗員に会うことすらできないツアー。参加者の中にはお年を召した先生方もおられ、結構ギャンブル性が高い。飛行機はシンガポール航空で、機内食、乗務員ともに文句無し。機内では「サルの惑星」を観た。
夜の11時ごろチェンナイ空港に到着。入国審査などのためフロアに並ばされると、スパイシーな臭いがする。とりあえずインド人は手際が悪い。分業制を知らず、みんなで一緒に同じことをする。「船頭多くて…」って感じ。で、空港から外に出ると真っ暗、いや真っ黒である。山のようなインド人がこっちをにらみつける。さすが農耕騎馬民族アーリア系。目つきが鋭い。
ホテル到着。時計が無いことに気づいた。「しまった、スられたのかっ!?」とも一瞬思ったが、そもそも自分の時計なんて持ってないのである。ホテルの部屋にも時計が無いので時刻がわからない。ボーっとしてるとのどが渇いたが、ポットとコップはあるけど水を飲んではいけない(みんなに言われた)し、ジュースは売ってるけどルピーを持ち合わせてない。マッチ&灰皿は置いてるがタバコがない。我慢の国インドである。